小学校中学年あたりから蕁麻疹(じんましん)に悩まされていました。1番最初は市販の風邪薬を飲んだ数分後から唇が腫れ始め、あっという間に漫画のような、たらこ唇になりとても慌てました。
学校から帰宅する頃にはだいぶ腫れも引いたので病院に行くことはありませんでしたが、振り返ってみるとそれから蕁麻疹が始まったように思います。
その後は夕方になるとパンツのゴム付近が痒くなり、見てみると水泡のような細かな皮膚の盛り上がり。それが時間が経つにつれ合体し、どんどん大きなミミズ腫れのようになっていきました。
はじめの頃はたまに蕁麻疹が出る程度だったのですが、だんだん日常的に決まった時間に蕁麻疹が出るようになってしまい、母に連れられ病院へ通うようになりました。
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怖かった蕁麻疹の注射
幼い頃の記憶なので治療に関しては曖昧ですが、1番ひどかった時は3日に1度、太くて大きい注射を打っていた記憶があります。飲み薬や塗り薬を使っていたかは忘れてしまいましたが、幼い私には注射がとにかく怖くて病院に行くのが嫌でたまらなかったです。
しかしそれ以上に夕方から始まる蕁麻疹の痒みが本当に苦痛で、注射も頑張るしかないと諦めていました。
当時、病院の先生には「体質だから仕方ない」ような事を言われ一生3日に1度、注射を打つんだろうか…と先が見えない不安で毎日過ごしていました。
蕁麻疹の対処法も効果は出ず
対処法のようなものを聞き、なるべく試しましたがそれによって改善されたという感覚はありません。例えば食事だとイカやピーナッツ、辛かったり刺激のあるものは避ける事。生活は規則正しく夜更かしを止める。激しい運動は避けるなどでした。
食事面は母がだいぶ気を使ってくれていたと思います。小学校中学年程度なので夜更かしをする事もありません。激しい運動は子供ですから、走り回る程度だったと思いますが、それらを複合的に意識し、改善しましたが蕁麻疹が出ない日はありませんでした。
なぜか急に治った蕁麻疹
結局、蕁麻疹は高校生になる頃、突然おさまりました。「あれ?今日はもしかして蕁麻疹出ないのかな?」という日が増え、気がついた頃には痒みに悩む事が無くなっていました。
蕁麻疹が出なくなった頃の生活といえば食事面も生活面も良いとは言えない状況でしたが、それでも蕁麻疹体質は終わりました。
もう一生出続けるんだろうと諦めていて、特に改善も努力もしていなかっただけに驚きました。
家族の中で蕁麻疹は自分だけではなかった
4歳年上の姉がおりますが、姉は蕁麻疹体質ではなかったと記憶しています。夕方になると私1人が痒いと大騒ぎして不機嫌になる毎日。お姉ちゃんはいいな、痒くなくて。と思っていました。
しかし、大人になって姉本人から聞きましたが、姉にもちょっとしたアレルギーがあったようです。
姉の場合は私とは逆で、20歳をこえた頃から出始めたそうです。疲れがたまると蕁麻疹のような状態になるのですが、出方が違うようで、私のように蚊に刺されたようなミミズ腫れではなく、毛穴が1つづつ盛り上がり細かくブツブツと腫れ、痒みが出るようです。私は体の柔らかい場所、姉は腕の側面やふくらはぎなど割と硬い場所に出ているようでした。
ただ、姉の場合は私ほど長引かなかったので病院で詳しい検査は受けていないのですが、蕁麻疹だろうと言われていました。父には全くそのような経験はありませんでしたが、母には同じような症状が出た事があると言っていました。家族にこれだけ蕁麻疹の人がいるなら、これはやはり遺伝だろうかと考えるようになりました。