アレルギー体質で困った経験がある方は多いと思います。それもそのはず、なんと日本人の約3分の1が何かしらのアレルギー体質だそうです。
しかも困ったことにアレルギー体質は親から遺伝するのです。ここでは親子孫の3代でアレルギー体質に苦しまされた、私の経験談や行った対策と効果をご紹介します。
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アレルギー症状が出るメカニズム
そもそもアレルギーというのは、人体が元々持っている抗体システムの過剰反応だと言われています。人間の体にはウィルスや細菌等の異物を排除しようとする仕組みがあります。
その中の1つにIgE抗体というタンパク質があるのですが、このIgE抗体が特定の物質(アレルゲン)を有害な異物と誤認して起こる症状がアレルギーなのです。
症状はくしゃみ・鼻水から、酷い場合はアナフィラキシーショックを起こし、倒れてしまう場合まで様々です。また、アレルゲンは人によってそれぞれ異なり、親からの遺伝でもアレルゲンが異なる場合があります。
アレルギー症状で困った経験
では、実際にアレルギーを持っているとどのように困るのか、私の体験談をお話ししたいと思います。
私の場合は、ハウスダストのアレルギーを2歳に発症し、それからずっと鼻炎に苦しまされています。現在34歳なので、30年以上も苦しまされていることになりますね。おかげで耳鼻科の先生ともすっかり顔なじみになってしまいました…。
アレルギー性鼻炎という単語はよく耳にすると思いますが、症状は結構辛いものがあります。私の場合アレルゲンがハウスダストですので、ほぼ1年中鼻水と鼻づまりが続くのです。
常にティッシュが手放せませんし、出先でティッシュを切らした時などは、今まさに流れ出る鼻水をどう止めるか、その事で頭が一杯になってしまいます。
特に辛かったのは学生時代、思春期真っ盛りの年頃に鼻水がずるずると言うのは全くもって格好がつきませんし、気になっている子に近づく事も遠慮がちになってしまう程でした。
また、大人になっても苦難は続きます。念願のマイホームを購入し、猫を飼い始めた頃、いつもより鼻水が出ることに気が付きました。
そう、悲しいことに猫アレルギーも持っていたのです。
猫は可愛いけど近づくと鼻水が出る。これほどアレルギーを恨んだことは無かったと思います。それと同時にアレルギー体質の改善を心に誓ったのです。
アレルギー対策で行ったこと
毎日ティッシュの残り枚数を気にして生活する……そんな日々に嫌気がさし、様々な対策を行いました。
手始めに食事内容を見直しました。テレビや雑誌で、ヨーグルトを食べると症状が改善されると紹介されていたので、毎朝食べる習慣を付けました。
確かに症状は軽くなりました。アレルギー症状は腸内環境に影響されるらしく、ヨーグルトを摂取することで腸内環境が改善されたのだと思います。
しかし、体調を崩したり、寝不足が続いたりするとまた悪化し、根本的な解決には至りませんでした。
次に、生活習慣を見直しました。どうやら睡眠不足はアレルギー症状を悪化させるらしく、早寝を心がけることで症状を軽くすることができるのです。この方法でも症状を軽くすることはできました。
しかし、仕事が忙しい時期などは早寝をすることができず、すぐに症状が悪化してしまいました。この他にもいくつか試したのですが、根本的に治すことはできず、結局耳鼻科通いの日々が続いています。
母親にも同じハウスダストのアレルギーが!
いつもどおりハウスダストに苦しんでいたある日、母もハウスダストに苦しんでいることに気が付きました。
症状もよく似ており、鼻炎で長年苦しんでいることや、鼻水が出るタイミングなども同じだったのです。しかも幼いころ猫を飼っており、とても可愛がっていたのに鼻水が出て辛かったエピソードまであったのです。
その時、これってもしかして遺伝では?と思ったのは言うまでもありません。その後、母もアレルギー体質で、長年耳鼻科に通っていたことを知りました。それと同時にやはり私のアレルギー体質は母からの遺伝が原因だと確信しました。
そんな私も30歳になり、初めての子供ができました。子供はとても元気な男の子で、ありがたいことに滅多に病気もしないほど元気でした。しかし息子が3歳を過ぎた冬、一カ月ほど鼻水が止まらなくなりました。
最初はしつこい風邪かと思ったのですが、他の症状も無く、本人も元気だったため、違和感を抱いていました。少し暖かくなってきた3月中旬、仕事の忙しさから掃除が滞った時期がありました。相変わらず息子は鼻水が出ていたのですが、いつもより酷い様に見えました。
その様子を見た私は、息子もハウスダストのアレルギーなのではないかと考え、急いで掃除機をかけました。するとどうでしょう、息子の鼻水が改善されたのです。なんと母、私、息子と3代にわたってアレルギーが遺伝してしまったようなのです。
遺伝子検査のマイコードは18歳以上が対象
息子のアレルギーに不安を覚えた私は、アレルギー体質を詳しく調べることができないかと考えました。
息子がどの程度アレルギー体質なのかを知ることによって、将来のリスクに備えることが出来ると考えたからです。
そこで目を付けたのが遺伝子検査の「マイコード」です。マイコードは、唾液を遺伝子の検体として送るだけで、ガン約40種類の発症リスク、疾患150種類の発症リスク、体質の特徴130種類、もちろんアレルギー体質の程度も調べることができる画期的サービスなのです。
これは使えると確信し、すぐに申し込もうと考えました。
しかしよく見ると、対象年齢が18歳以上とありましたので、まずは自分の検査を行い、息子のアレルギー体質をケアする際の参考として活用することにしました。それだけでも不安に思っていた心が軽くなった気がしました。
自らだけでなく、子供や孫まで苦しめるアレルギー。子供や孫が苦しそうにしているのを見て心を痛めている方も多いのではないでしょうか。
アレルギーは根本的に治ることはないと言われていますから、上手な付き合い方を考える事が大事ではないかと、私は考えています。そして、そのための第一歩は、自分の体質について詳しく知ることだと思うのです。